行動の「カテゴリー分け」とは?親子の頑張りや困りごとを整理しよう【ペアプロ第5回】

ペアプロ

「現状把握表に行動を書いてみたけれど、このあとどうすればいいの?」

今回は、書き出した行動を似た種類ごとにまとめる「カテゴリー分け」をしていきます。

まだ現状把握表を書いていない方は、
現状把握表の書き方|まずは自分の行動を整理しよう【ペアプロ第3回】
子どもの現状把握表の書き方|「できていること」を見つけよう【ペアプロ第4回】
を確認してください。

■「カテゴリー分け」とは?

カテゴリー分けとは、現状把握表に書いた行動を、似た種類ごとにまとめることです。

たとえば、次のようなまとまりが見つかります。

  • 子ども編:食事、着替え、人との関わり、気持ちの調節 など
  • 自分編:育児、家事、仕事、健康管理、人との関わり など

■行動にカテゴリー名をつけてみよう

まずは現状把握表を眺めて、「この行動とこの行動は、同じ種類かも」と思うものを探します。

次に、それぞれが何に関する行動かを考え、「育児」「家事」「仕事」などのカテゴリー名をつけていきます。

次の表では、行動の下にある赤い文字がカテゴリー名です。

いいところ努力しているところ困っているところ
ご飯を作る
家事
子どもと遊ぶ時間を作る
育児
すぐスマホを見る
自分の事
子どもが手伝ってくれると思いっきり感謝する
育児
イライラしていることに気づいたら気分転換する(お茶を飲む・深呼吸する)
自分の事
自分の都合で子どもに
イラっとしてしまう
育児
仕事を楽しむ
仕事
子どものの話をさえぎらずに
聞くようにする
育児
食器の片づけを後回しにする
家事
子どもの話を聞く
育児
仕事の予定をメモする
仕事
休憩なしでパソコン作業を続ける
仕事・健康
お礼を言葉で伝える
人との関わり
頼まれると、すぐに引き受ける
人との関わり・健康
<カテゴリー分けの例(自分編)>

たとえば、「ご飯を作る」と「片づけを後回しにする」は、書かれている欄は違いますが、どちらも「家事」に関する行動です。
それぞれをカテゴリーごとにまとめてみましょう。
※このページの最後にPDFを添付します。ダウンロードして使用してください。

カテゴリーいいところ努力しているところ困っているところ
家事ご飯を作る食器の片づけを後回しにする
育児子どもが手伝ってくれると思いっきり感謝する子どもの話をさえぎらずに聞くようにする自分の都合で子どもに
イラっとする
子どもの話を聞くイライラしていることに気づいたら気分転換する(お茶を飲む・深呼吸する)
仕事仕事を楽しむ仕事の予定をメモする休憩なしでパソコン作業を続ける
人との関わりお礼を言葉で伝える頼まれると、すぐに引き受ける
<カテゴリー分けの例(自分編)>

このように一つずつカテゴリー名をつけていくと、「育児では頑張っていることが多い」「家事では困っていることもある」など、自分がどの部分で頑張り、どの部分で困っているのかが見えやすくなります。

■カテゴリー分けのポイント

カテゴリー名に、一つの正解があるわけではありません。自分自身や子どもに合ったオリジナルのカテゴリーを作っても大丈夫です。

「育児」「家事」「人との関わり」など、行動の種類が分かる名前をつけます。

細かく分けすぎると全体像が見えにくくなるため、似た行動をまとめてみましょう。

カテゴリー分けをすると、自分や子どもがどの部分で頑張り、どの部分で困っているのかが見えやすくなります。

■まとめ

カテゴリー分けとは、現状把握表に書いた行動を、似た種類ごとにまとめて見ることです。

カテゴリーごとに見ると、親子がどの部分で頑張り、どの部分で困っているのかに気づきやすくなります。

すべてを分類する必要はありません。まずは「似ているかも」と思う行動を2つ探し、「食事」「着替え」などの名前をつけてみましょう。

次回は、「困っているところ」の中にある、ここまではできているという「ギリギリセーフ」を探します。

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