ペアレント・プログラムペアプロの基本

子どものわがままにイライラ!「出来ているところ」に目を向けると子育てがラクになる【Step2】

ペアレント・プログラム

■ペアプロ【Step2】

「ちゃんとできない」「また失敗しちゃった」――そんなふうに、子どもの行動につい目が向いてしまう日、ありますよね。

でも、子どもは毎日いろんなことをがんばっています。

この記事では、「子どものいいところ」に気づくための視点と、今日からできるちょっとしたヒントをお届けします。

お子さんの「がんばってる姿」を、いっしょに見つけていきましょう。

■「子どもの“いいところ”ってなに?」──ほめるヒントは日常の中に

子育てでよく耳にする「子どものいいところを見つけましょう」。
でも、「うちの子にそんな“すごいところ”なんて…」と戸惑った経験はありませんか?

ここで言う“いいところ”とは、特別な才能ではなく、

  • 自分で靴をはいた
  • 「おはよう」とあいさつできた
  • おもちゃを貸してあげた

など、毎日の中で自然にやっている小さな行動のこと。
ペアプロでは、こうした“適応行動”に注目して、「できてる!」を見つける練習をしていきます。

■「減点方式」で見てない?──イライラの正体は“見方”かも

「またやってない」「なんでできないの!」と、ついイライラ…。
これは多くの親御さんが経験することです。

でも、それってもしかしたら「減点方式」の見方になっていませんか?

たとえば「靴を逆に履いた」という場面でも、

  • 靴を履こうとした
  • 自分でやろうとした

という**“できている部分”=ギリギリセーフ!**があるんです。

「ここまではできてたんだ」と気づけると、心に余裕が生まれるかもしれません。

■すぐ試せる!子どもの「いいところ」に気づくコツ3つ

今日からできる、シンプルで効果的なヒントはこちら:

① 1日1回「できたね」と言ってみる
「歯みがきできたね」「静かに待てたね」など、どんな小さなことでもOK!

② 否定よりも肯定を
「〇〇しないで!」ではなく、「〇〇しようね」の言い換えもポイントです。

③ できない日があっても大丈夫
うまくいかない日も、「気づけた自分えらい」と思ってみてくださいね。

■まとめ:子どもの“できてる”は、親の安心にもつながる

わがままや困った行動ばかりが目について、自己嫌悪…そんな毎日が続くとつらいですよね。

でも、「ここまではできてる」と思えると、子どもにも、自分にもやさしくなれるんです。「うちの子、がんばってたんだ」と気づけたあなたは、もう立派な“いいところ探し名人”。
これからもいっしょに、子育てがちょっとラクになる見方を見つけていきましょうね。

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