「現状把握表に行動を書いてみたけれど、このあとどうすればいいの?」
今回は、書き出した行動を似た種類ごとにまとめる「カテゴリー分け」をしていきます。
まだ現状把握表を書いていない方は、
現状把握表の書き方|まずは自分の行動を整理しよう【ペアプロ第3回】
子どもの現状把握表の書き方|「できていること」を見つけよう【ペアプロ第4回】
を確認してください。
■「カテゴリー分け」とは?
カテゴリー分けとは、現状把握表に書いた行動を、似た種類ごとにまとめることです。
たとえば、次のようなまとまりが見つかります。
- 子ども編:食事、着替え、人との関わり、気持ちの調節 など
- 自分編:育児、家事、仕事、健康管理、人との関わり など
■行動にカテゴリー名をつけてみよう

まずは現状把握表を眺めて、「この行動とこの行動は、同じ種類かも」と思うものを探します。
次に、それぞれが何に関する行動かを考え、「育児」「家事」「仕事」などのカテゴリー名をつけていきます。
次の表では、行動の下にある赤い文字がカテゴリー名です。
| いいところ | 努力しているところ | 困っているところ |
|---|---|---|
| ご飯を作る 家事 | 子どもと遊ぶ時間を作る 育児 | すぐスマホを見る 自分の事 |
| 子どもが手伝ってくれると思いっきり感謝する 育児 | イライラしていることに気づいたら気分転換する(お茶を飲む・深呼吸する) 自分の事 | 自分の都合で子どもに イラっとしてしまう 育児 |
| 仕事を楽しむ 仕事 | 子どものの話をさえぎらずに 聞くようにする 育児 | 食器の片づけを後回しにする 家事 |
| 子どもの話を聞く 育児 | 仕事の予定をメモする 仕事 | 休憩なしでパソコン作業を続ける 仕事・健康 |
| お礼を言葉で伝える 人との関わり | 頼まれると、すぐに引き受ける 人との関わり・健康 |
たとえば、「ご飯を作る」と「片づけを後回しにする」は、書かれている欄は違いますが、どちらも「家事」に関する行動です。
それぞれをカテゴリーごとにまとめてみましょう。
※このページの最後にPDFを添付します。ダウンロードして使用してください。
| カテゴリー | いいところ | 努力しているところ | 困っているところ |
|---|---|---|---|
| 家事 | ご飯を作る | 食器の片づけを後回しにする | |
| 育児 | 子どもが手伝ってくれると思いっきり感謝する | 子どもの話をさえぎらずに聞くようにする | 自分の都合で子どもに イラっとする |
| 子どもの話を聞く | イライラしていることに気づいたら気分転換する(お茶を飲む・深呼吸する) | ||
| 仕事 | 仕事を楽しむ | 仕事の予定をメモする | 休憩なしでパソコン作業を続ける |
| 人との関わり | お礼を言葉で伝える | 頼まれると、すぐに引き受ける |
このように一つずつカテゴリー名をつけていくと、「育児では頑張っていることが多い」「家事では困っていることもある」など、自分がどの部分で頑張り、どの部分で困っているのかが見えやすくなります。
■カテゴリー分けのポイント
カテゴリー名に、一つの正解があるわけではありません。自分自身や子どもに合ったオリジナルのカテゴリーを作っても大丈夫です。
「育児」「家事」「人との関わり」など、行動の種類が分かる名前をつけます。
細かく分けすぎると全体像が見えにくくなるため、似た行動をまとめてみましょう。
カテゴリー分けをすると、自分や子どもがどの部分で頑張り、どの部分で困っているのかが見えやすくなります。
■まとめ
カテゴリー分けとは、現状把握表に書いた行動を、似た種類ごとにまとめて見ることです。
カテゴリーごとに見ると、親子がどの部分で頑張り、どの部分で困っているのかに気づきやすくなります。
すべてを分類する必要はありません。まずは「似ているかも」と思う行動を2つ探し、「食事」「着替え」などの名前をつけてみましょう。
次回は、「困っているところ」の中にある、ここまではできているという「ギリギリセーフ」を探します。

