「行動で見る」とは?子どもの姿を具体的に捉えるコツ【ペアプロ第2回】

ペアプロ

「うちの子、落ち着きがないんです。」「本当にだらしなくて……。」
子育てをしていると、そんなふうに感じることはありませんか?

毎日一緒に過ごしていると、子どもの気になるところについ目が向いてしまうものです。

ペアレント・プログラム(ペアプロ)では、子どもの姿を「見たままの行動」で捉えることを大切にしています。 

今回は、その考え方を分かりやすくご紹介します。

■「行動で見る」とは?

「行動で見る」とは、見たままの様子を、そのまま言葉にすることです。
たとえば、「落ち着きがない」と聞いて思い浮かべる姿は、人によって少しずつ違います。
「落ち着きがない」→「食事中に何度も席を立つ」
というように、誰が見ても同じ場面を思い浮かべられる言葉で表します。
これが「行動で見る」という考え方です。

■見たままの行動に言い換えてみよう

「だらしない」→「脱いだ服を床に置く」
「わがまま」→「順番を待たずにおもちゃを取る」
このように言い換えると、子どもの様子がぐっと具体的になります。
「どんな場面で、どんなことをしているのか」が見えやすくなるのです。
行動で見ると、子ども自身を責めずに考えやすくなる
「落ち着きがない子」と捉えると、子ども自身の問題のように感じてしまうことがあります。
でも、「食事中に席を立つことがある」と行動で捉えると、子ども自身と、そのときの行動を分けて考えやすくなります。
「いつ席を立つのかな?」「座っていられるときもあるかな?」
と、子どもの様子をもう少し具体的に見られるようになります。
行動で見ることは、子どもを評価するためではありません。
子どものことを、より理解しやすくするための見方なのです。

■「〜しない」ではなく、「何をしている?」を見てみよう

それは、「〜しない」と考えるのではなく、**「今、何をしているのかな?」**と見てみることです。

例えば、

✖「宿題をしない」
 ↓
〇「ゲームを続けている」
〇「本を読み続けている」

というように、実際に見えた行動をそのまま表します。

ここで大切なのは、「ゲームをしているからよくない」と判断することではありません。

まずは、そのとき子どもがどんな行動をしているのかを、そのまま見てみることです。

「〜しない」という言葉だけでは見えにくかった子どもの姿も、「今、何をしているのかな?」という視点で見ると、少しずつ具体的に見えてきます。

■まとめ

「行動で見る」とは、子どもを評価するためではなく、子どもの姿を具体的に理解するための見方です。

子どもの行動が気になったときに、「この子は今、何をしている?」と考えてみてください。 

見方を少し変えてみると、イライラした気持ちがやわらぐこともあります。 

この「行動で見る」という考え方は、子どもだけでなく、自分自身を振り返るときにも役立ちます。 

次回は、この考え方を使って「現状把握表」を一緒に書いていきます。

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