現状把握表の書き方|まずは自分の行動を整理しよう【ペアプロ第3回】

ペアプロ

子育てをしていると、「また叱ってしまった」「もっとちゃんとしなければ」と、自分を責めてしまうことはありませんか?

でも、毎日頑張っていることやできていることも、きっとたくさんあります。
それがあたり前だと思っていても。

今回は「現状把握表」を使って、普段は見過ごしがちな自分自身の行動に目を向けてみましょう。

■現状把握表ってなに?

現状把握表は、自分や子どもの行動を、次の3つに分けて書き出す表です。

いいところ

努力しているところ

困っているところ

「いい・悪い」を決めたり、自分を採点したりする表ではありません。今できていることも、工夫していることも、困っていることも、どれも今の自分の一部です。

書き出すことで、頭の中にある「なんとなく大変」「私ってダメかも」という気持ちを、具体的な行動として整理しやすくなります。

※必要に応じて現状把握表をダウンロードして使用してください。

■まずは、自分の行動に目を向けてみよう 

ペアプロでは、子どものことはもちろん、自分自身のことについても現状を把握していきます。

自分自身のことも、できなかったことに目が向きがちですよね。

でも日々当たり前のようにしていることの中には、工夫しながら頑張って取り組んでいることもあるのではないでしょうか。

まずは自分の行動を整理し、「自分もがんばっている」と気づくことから始めてみましょう。

■3つの欄に書くこと

いいところどりょくしているところ困っているところ
普段できていること
特別に優れている必要はない
少しできる
やろうとしていること
やろうと努力していること
自分または周りが困っていること
すぐには解決しにくいこと
苦手なこと

<書き方の例>

いいところどりょくしているところ困っているところ
ご飯を作る子どもと遊ぶ時間を作るすぐにスマホを見る
子どもが手伝ってくれると
思いっきり感謝する
イライラしたら
気分転換をする
自分の都合で子どもに
イラっとしてしまう
仕事を楽しむ人の話をさえぎらず
聞くようにする
片づけが面倒だと感じる

■「行動で書く」を意識してみよう

現状把握表も、前回ご紹介したように、曖昧な言葉ではなく見たままの行動で書きます。 

  • 「優しい」→ 泣いている子を心配して声をかける
  • 「だらしない」→ 脱いだ服を床に置く

うまく書けないときは、「そのとき私は、実際に何をしている?」と考えてみてください。詳しい考え方は、第2回「子どもを行動で見るとは?」で紹介しています。

■書けないときは、一つだけでも大丈夫 

いざ書こうとすると、「いいところが思いつかない」と手が止まることもあります。

そんなときは、朝起きてから今までにしたことを、順番に思い出してみましょう。

「起きた」「顔を洗った」「ご飯を作った」「子どもの様子を見た」など、当たり前にしていることも、できているなら立派な「いいところ」です。

特別なことや、人より優れていることを書く必要はありません。普段は見過ごしている「できていること」に目を向けてみましょう。

実際のペアプロでは、ほかの参加者と話しながら、自分では気づかなかった行動を一緒に見つけていきます。

一人で書くときは、家族や身近な人に聞いてみるのも一つの方法です。

3つの欄をすべて埋める必要はありません。今日は一つ書けたら、それで十分です。 

■まとめ

現状把握表は、自分を採点するためのものではありません。
いいところも、努力しているところも、困っているところも、頑張っている今の自分を知っていくためのものです。

子育てに向き合い、この記事をここまで読んだことも、今のあなたが頑張っている行動のひとつです。

次回は、子どもの現状把握表を書いてみましょう。

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