ペアレント・トレーニングとペアレント・プログラムの違いは?それぞれの特徴を解説【コラム01】

コラム

「ペアレント・トレーニングは聞いたことがあるけれど、ペアレント・プログラムって何?」

名前がよく似ているため、違いが分かりにくいですよね。

どちらも、子どもの行動を理解し、親子の関わりをよりよくしていくための保護者支援です。ただし、学ぶ内容や目指すところには少し違いがあります。

■ペアレント・プログラム(ペアプロ)とは

ペアレント・プログラムは、子どもの行動を具体的に捉え、保護者の見方を整理することから始めるプログラムです。

子どもの困った行動を、性格や保護者の育て方のせいにするのではなく、「実際に何をしているのか」という行動で見ていきます。

ワークシートを使って自分や子どもの様子を整理し、「できていないこと」だけでなく、「できていること」にも目を向けます。見方が少し変わることで、子育ての負担がやわらぎ、親子が今より過ごしやすくなることを目指します。

参加者同士で話しながら取り組むことも、ペアプロの大切な特徴です。「悩んでいるのは自分だけではない」と感じられ、保護者の孤立を防いだり、仲間づくりにつながったりすることもあります。

■ペアレント・トレーニング(ペアトレ)とは

ペアレント・トレーニングは、子どもの行動を理解し、保護者が具体的な関わり方を身につけるためのプログラムです。

応用行動分析(ABA)などの考え方をもとに、行動の観察や記録、ほめ方・認め方、伝え方、環境の整え方などを学びます。

叱って行動をやめさせるのではなく、好ましい行動を具体的に伝えたり、できたときに認めたりします。保護者が子どもに合った関わり方を身につけることで、困った行動を減らし、望ましい行動を少しずつ増やしていくことを目指します。

講座では、家庭で取り組む課題やロールプレイを行うこともあります。学んだ関わり方を実際の生活で試しながら、親子に合った方法を見つけていきます。 

■違いを簡単にまとめると

ペアプロペアトレ
【主な目的】子どもの行動の見方や
捉え方を整理する
子どもの行動に合った
具体的な関わり方を学ぶ
【主な内容】現状把握表、行動で見る練習、
できていることの発見など
行動の観察、ほめ方、伝え方、
環境の整え方など
【子どもの行動への働きかけ】子どもの行動を直接変えることを
第一の目標としない
具体的な関わり方を
家庭で実践する

■まとめ

子どものかんしゃくに困っている、つい叱ることが増えてしまう――そんなとき、ペアトレやペアプロが、子どもの見方や関わり方を整理するきっかけになるかもしれません。

「私にできるのかな」と不安になることもありますよね。でも、どちらも「完璧な親」になるためのものではありません。今できていることを見つけ、親子が少し過ごしやすくなるためのヒントを学ぶプログラムです。

「おやこ日和」では、ペアトレやペアプロの考え方を、毎日の子育てに取り入れやすい形で紹介しています。

まずは、気になる記事をひとつ読むところから始めてみませんか。
親子に合うヒントを、一緒に少しずつ見つけていきましょう。

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